◇逆転裁判 プレイ感想◇


初めての逆転
カートリッジセットして、電源入れて、ゲームスタートしてまず殺人現場わっほい!?
不意打ちだった。意外と本格的にミステリーゲームなのか?と思いきや、「なるほど」だったり「やっぱり」だったりギャグですかいわっほい?!
そんな感じの第一印象。
まぁ、そんな感じのゲームでした。
基本的なストーリーはシリアスで、キャラやセリフがアホ。加えて、熱い演出。
そのバランスが絶妙。

1話目はいわゆる練習モードなのでサクサク進行。
お咎めなしなのをいいことに、最初の質問ではわざとトンデモ回答の連続。それに対する裁判長や千尋の反応も素敵。「自分の首でも絞めるんですね」とか。ヒドイ・・(笑)。

とりあえず法廷パートでの要領は掴みました。
基本はゆさぶってゆさぶってゆさぶってゆさぶって。
とにかくつっこんでつっこんでつっこんでつっこんで。
んで、ときどき投げつけるつきつける。

とにかくなるほどくんのツッコミが面白い。
事件のネタがわかっても、ついつい無駄になるほどくんにツッコミ入れさせてしまいます。
キャラの一挙一動が、グラフィックは綺麗だしアニメーションは滑らかだしキャラは濃ゆいしでオモシロ格好良い。カツラとか(笑)。
BGMのハマリ具合も◎だし、何よりセリフボイスと効果音の使い方に惚れる。とにかく素敵。


どうでもいいけどなるほどくん、カプコンだから「龍一」なんでしょうか。

逆転姉妹
確かに1話終了時の幕引きセリフからして死にそうな雰囲気漂っていたけれど。
まさか、こんなあっさりさっくりぽっくり殺されてしまうとはーーーッ!!(泣)
なかなかシビアな話運び。でも、そんなところが好き・・。
千尋さんと真宵ちゃんの電話でのやり取り。姉妹の仲の良さがうかがえて、微笑ましいはずの会話が・・・切ないったら。こういう「最後の会話」には弱いですよ。

このエピソードで、サスペンス系テレビドラマではお約束!ダメ刑事の典型・イトノコ刑事登場。
1話で体験した法廷パートに加え探偵パートも新たに加わりましたが、なるほどくんの基本行動はやっぱりつっこんでつっこんでつっこんで・・・。
無駄にいろんなもの調べて、無駄にいろんなものつきつけます。(同じものでも話が進むと調べた時のセリフも変わっていたりして楽しい。)

法廷パートではエリートキャラの典型・御剣検事登場。思わず愛を込めて
「ギャフン」といわせたくなるタイプのキャラですね。ギャフンまでは行かなくとも、参りましたとかごめんなさいとかどうもありがとうございましたとかですね。
なるほどくん、1日目法廷で真宵ちゃん弁護に成功するも、今度は自分が被告人に。
2日目法廷ではゲーム前半の2話目にして自分を自分で弁護するなどというトンデモ展開に持ち込みましたよッ!
さらに死んだ被害者本人までもが降臨あそばし、この先一体これ以上の何があるのかとワクワク半分ヤキモキ半分。

法廷終盤の成歩堂VS御剣(カットイン付き)には大変燃えました。
いや〜、楽しいなぁ〜。御剣ギャフンといわせるの(笑)。
演出がニクい。
もちろん、真犯人にも。
千尋さんの仇じゃこんにゃろう。

こうして無事(?)真宵ちゃんがなるほどくんの助手に。
これまでの経過からしおらしい子なのかな〜と思っていたら、意外と元気の良い子でした。
どちらでも可愛いのでOKですが。むしろ元気っ子が凹んでしおらしくなるのに弱いですが。

絶対なるほどくんは長生きしない。
対して、ホテルのボーイさんは長生きしそうだ・・。

逆転のトノサマン
それまでの経過からちょっと変わった子だなぁ〜と思っていたら、相当変わった子でした真宵ちゃん。なるほどくんとの日常漫才ボケツッコミ会話が素敵です。良いコンビだ。良いパートナーだ。
この頃はまだボケツッコミが初々しい(?)けど、話が進むにつれあくまで普通に自然にどこかオカシイ会話をしているところもまた良い(笑)。

でもってこの回は、
法廷パートで御剣の反応を見てニヤニヤする回です。
ツッコミ属性と見せかけてボケ属性でしたよ御剣怜侍。

なるほどくんの周りには天然しか集まらんのか。
その分なるほどくんが一人せっせとつっこんでくださるのですが・・・。(彼自身も半ば天然クサいけど・・)
っていうかオバチャン最強。たぶん2話に出てきたボーイさんと並んで最強。
オバチャンの早口言葉読みきれないので気になる・・・。

しかし殺人事件の調査&裁判なのに、何でこんなにおバカムード漂ってるんだろう・・。

シリアスなとこでは・・・やっぱり、御剣に美味しいところを持って行かれた気がする・・・。
なるほどくんも2日目のハッタリ具合は拍手喝采モノでしたが、一番重要な3日目の決め手を横取りされては・・・。
・・なんでそこの矛盾点言っちゃうかなー!何故に気づかん成歩堂!

私が言いたかったのにッ!!
(←負けず嫌い)そしてギャフンと・・ギャフンと・・!
犯罪自体を憎んでいるならどう出るんだろうと思っていたら、まさかこんなに唐突に堂々とこちら側につくとは。むしろこっちがギャフンでしたよ。ち・・ちくしょ〜・・
(←負けず嫌い)
2話で「イヤな人」っぷりをアピールしておきながら(?)3話終盤で「実はいい人」
(我が身顧みずとも罪を許さず)っぷりをアピールっと。ホント、良いセールスしてます。お約束でも、美味しすぎる。

エピソード終了前の御剣さんのセリフを見る限り、御剣さんにもちゃんとなるほどくんと親友していた自覚あるんですね。御剣さんにもなるほどくんは重要人物ということか。御剣さん他に友達いなそうだし。
つーか御剣&成歩堂。聞いている側が妙にドキドキしてしまう会話を男同士で平然と交わすのはどうなんですかッ!(意味ありげに交わされてもアレ(どれ)だけど。)

逆転、そしてサヨナラ
いや〜〜面白かった第4話。
どんでん返しにどんでん返しが重なり白熱しっぱなしの大バトル、のんびり息つく暇もありませんでした。熱い熱いッ!
現在の事件と2話でもちょろっと触れた15年前の事件との入り組みようが面白かったし、敵もラスボスチックで打ち負かした時のアクションなんかは見ていて大変胸がすきました(笑)。
でもって幼馴染3人組の篤き友情ドラマですか。イトノコ刑事も良かったなぁ〜。
千尋さんの登場の仕方も良かったです。なんか、真宵ちゃんに憑依して堂々登場!よりもありがたみがある気がします。
そして真宵ちゃん。侮辱罪の件とか、銃弾の件とか、頑張ったよ真宵ちゃん。
オウムに尋問始めたときはさすがにどうしようかと思いました。というか、どうこう考える前に
ひとしきりバカウケしました。素敵だッ!素敵過ぎる!!もう証でもないし・・・!
あと、今まで追い詰められると壊れるキャラが多かったけれど、灰根さんは最後の最後に凛々しい姿さらしてくださってビックリでしたよ。別人。

それにしてもこのゲーム、御剣さんがやたら美味しい扱いを受けていますなー。
初登場2話で天才検事と新米弁護士として完全敵対。
3話で敵対関係にありながらも最終的に共同戦線。
そして4話で被告と弁護士として完全結託(ある意味裏切られるけど)。
・・・・・・まさに理想のツンデレ・・・?

2話目で弁護士が自分の弁護をするのにも驚きましたが、今度は被告が自分の無罪に異議申し立てましたよッ!はた迷惑極まりない行為なのに、格好良いし。卑怯だ。(最終的には結果オーライでしたが。)
もう何でもありですね。オウムが証人になるくらいですから。

とにかく15年前の犯人。真宵ちゃんのお母さんが失敗したとはなんとなく思えなくて、犯人はやっぱ灰根でしょ。それとももしかしたらまさかまさかのいやいやでもしかし・・とか思っていたので、当事者以外から犯人が出てきたことにはしてやられたと思いました。

矢張には最後の最後に(…きてまで)ヤラレターーーと思いましたよ!哀れ極度のお人好し・なるほどくん・・。
時効とはいえ犯罪にウルサイくせに「そして、まあ・・・・、ちょっと手が伸びてしまったんだろうな」って、甘くないですか御剣さんッ!!

そして、最後の最後に真宵ちゃんの大活躍!ヒロインの名誉挽回、面目躍如!
・・良かった、ヒロイン(?)の座をこのまま御剣に持ち逃げされるかと思ったよ(笑)。
「待った!」が素敵過ぎて痺れましたよコンチクショウ。
もういっそこの際「何があっても信用している」固定2枠からヤッパリ矢張を蹴落として、真宵ちゃんを昇格させてあげてください。
(ところで最後の法廷のセーブデータから2回目始めて敢えて間違い証拠品つきつけてみたのですが、間違えてもやり直しきかないのですね。そ・・そんなの情けなさ過ぎるよなるほどくん・・・;;。)

スタッフロール中のエピローグや心霊写真(笑)も含めて、本当に綺麗にまとまりましたね、第4話ひいては逆転裁判。

クリア後感想 (2005/10/24)
1の移植(リメイク?)版も発売され、4の制作発表も公式になされたこの時期に、GBA版の1に手をつけだしました。
前々から評判を耳にしていて是非ともプレイしたいシリーズだったのですが、なかなか周りのゲーム屋で見かけなくて・・・結局ブレスシリーズのコンプリートワークス買うついでにカプコンさんでネット通販。・・・した途端に、最寄のゲームショップに入荷されてるし。お約束。

いやぁ〜楽しかった、面白かった。
キャラの掛け合いなどが可笑しくてストーリー追うのにのめりこんでいたため、テンポよくサクサク進むのもありがたかったです。少し悩めばなんとかなるくらいのレベルでしたし。
おいよい検事側がそんなとこ見逃しちゃ(隠しちゃ)ダメでしょうとか千尋さん偉大すぎとかツッコミどころはありますが、崖っぷちの状態からネチネチ因縁つけてビシバシつっこんではズケズケと難癖つけバンバン異議を唱え、大逆転劇で勝利を掴み取るのは爽快です。
ひとクセふたクセあるキャラクターたちは動きを見ていても面白いし、コミカルで軽快なやり取り(でも決めるべきところは決まってる)も好み。
音響面での効果も大きいです。音楽の入れ方・切り方、効果音の選定・タイミング、インパクト大のボイス。場を盛り上げてくれました。

キャラについて。
見た目では特になんとも思っていなかったなるほどくんには、あの強靭たるツッコミ根性に惚れました。
見た目からしてやられそうだなーと思っていた御剣には、やっぱりやられた(笑)。
見た目で想像していたキャラから二転三転した真宵ちゃんは、ゲームを進めていく中で不覚にも一番好感度が伸びたキャラかも知れない・・。(登場時当初(お姉ちゃんとの電話)からして好きだったけど。)
でもって、最後の「待った!」で、ナルマヨに転んだ・・か・・も・・。
まぁ、カップルというよりあのとぼけたコンビっぷりが好きなのですが。
せ・・せめて御剣と並ぶくらいにはわっしょいしてあげてなるほどくん!とりあえず矢張には負けたくない(笑)。


あんまし関係ないけどこのゲームしてると 古畑任三郎とか踊る大捜査線とかビギナーとか見たくなってくるなぁ・・。