◇レイトン教授シリーズ プレイ感想◇


レイトン教授と不思議な町 (2008/02/05)
発売当初はキャラや世界観といった雰囲気がドツボで気になりつつもなかなかDS購入まで踏み切れなかったのですが、2作目発売間近という頃に2作目のプロモを見てKO食らい、2作目やるなら1作目から〜ということで記念すべきDSソフト第1号となりました。

当たりソフトだったけど
ひょっとして私このゲームに向いてないんじゃないかとも思ったとか。
でも続編出たら買う。絶対買う。
レイトン先生とルーク少年について行く。
そんくらいこのゲームのキャラや世界観にべた惚れ。

そんな感じの全体感想。

謎解きは決して嫌いでないです。
問題一目見てさくっと解けたときも、散々悩んだ末にようやっと解けたときも、よくやった私!偉いぞ私!な気分になれて大変よろしいです。
が、しかし、話の先が気になるときに数十分も頭を悩ますような難問にぶち当たったときのもどかしさがツライ。
ストーリーをちゃっちゃか進めたいのに謎解きフリーのナゾを放っておけない自分がツラすぎる…!
ストーリー気になるんなら最低限のナゾだけ解いて先進めば良いんですけども、ナゾーバの館に未発見のナゾが送られるときの敗北感に耐えられないんだ!!

そんな感じのジレンマ。


細かい感想。

キャラ・世界観・音楽・グラフィックなんかはほんとツボ。
レイトン教授のテーマ曲好きすぎる。
レイトン先生のイマイチ2枚目になりきれないかっこよさも、ルーク少年の何気に小生意気な可愛さも好きすぎる。
声も合ってたと思います。こんな演技もできるんだーと、ちょっと意外だった。
あと、アニメーションが秀逸。DSのちっこい画面ではもったいない。
ストーリーは可もなく不可もなくといったところでしょうか・・。物語の雰囲気は好きなんですけど、テキスト量が少ないので少々物足りなく感じます。
ちょっぴりぞくっとするとこやアロマとサロメ夫人の関係とかはいいなぁ。
でもブルーノさんいなくなっちゃったらどうなるんだろうなぁあの町…。

ナゾもバラエティに富んでいて、脳トレ系ゲーム初な身として楽しめました。
難易度も出題数もちょうど良い感じだった。脳トレ系経験者には物足りないかも?
全問解答が必須条件ではないのでナゾを解く解かないが選択できる措置も良い。(ただし私の場合無視できないんですけど・・)
逃したナゾや一度解いたナゾを後からまた解ける措置も良い。
ナゾの内容が唐突過ぎたり、問題や解答画面の絵柄が若干世界観壊してたりしていたのが残念でしたが、続編では改善されていましたね。
時々解答の解説が解説としてわかりづらかったりするものも‥。

クリア後のおまけの充実っぷりは良かったです。
帽子の中身が気になる。

こんなところかなぁ・・。


プレイ時間は本編中のナゾ全問クリアで18時間程度。



英語圏の人たち。

レイトン教授と悪魔の箱 (2008/02/05)
レイトン教授2作目。
大体の感想は前作とほぼ同様ですが、全体のテイストはそのままに、残念だった部分を改善し、良かった部分もより良くし、といった作りでだいぶ好感持てる続編になってます。
特にナゾの内容をシナリオに絡めた問題にしたこと、ナゾの問題・解答部分に使用するイラストをシナリオイラストのテイストにあわせたことは結構大変だったんじゃないかなーと思います。

ナゾが増え、難易度も若干上がり、ミニゲームにも軽く頭を使う要素が入り、アニメ・ボイス・テキストも増え、メモ機能が使いやすくなり…とだいぶやりごたえありました。
これでメモ機能の部分消しが可能になれば申し分ないんだけど・・。

シナリオも面白かった。
‥けど、欲を言うと中盤もう一山盛り上げるポイントが欲しかったかなぁ・・。
最後の畳み掛ける展開にアニメーションの上質さも相まってわくわくできましたが、4〜5章あたりがちみっと平坦だったかなぁという気がします。
思ったよりストーリー上でカティアや“吸血鬼”に絡まなかったかしら・・。
アロマ嬢やドン・ポールの活躍(?)ももうちょっと見たかったなぁ〜。
その辺は次回作に期待でしょうか。
EDはちょっぴりほろっとくる良い切なさだった。
それと最後の問いの演出に燃えた。(初めてやったよその機能・・!)

アニメーションは今回も良かったですねー。ホント良かった。
セルアニメ時代の人間なんで乗り物なんかのCGっぽい動きのぬめりにはなかなかなじめなかったりしないこともないんですけど、前作より尺も伸びて、何よりアクションシーンが燃えた。レイトンもアンソニーも格好良いよ!
列車ではしゃぐルークもなんですが、キャラの動きがいちいちツボにくるアニメだ・・。

ナゾは前回より若干難易度が上がった分、問題文の難解度も微妙にアップしていたような気がします…。問題文の意味を理解するのに時間がかかったり・・。
問題の傾向も、前作よりも知識・教養を求められる問題が増えていた印象(英語とか数学とか)。
最終ヒントでどこまで助けが出ていたのかとか確認していませんが、ヒントナシで全部のナゾを理解して解くには中学生以上の学習知識が必要かな、と思いました。
まずどれがひらめき系問題でどれが教養系問題か、の判断が難しかった。

今回スライド系パズルの問題も難易度上がっていたような・・。
(写真の)ごみの問題とかバニッシュ・旅するナイトの後半とか結構時間かかったな・・。
ヒントがヒントでないんだもの・・。
バニッシュは1,2年前にまったくおんなじ形の問題(十字型で真ん中ひとつだけあいてるヤツ)を某温泉施設の休憩室でうんうん唸りながら解いた記憶を思い起こしました(笑)。


プレイ時間は本編中のナゾ全問クリアで20時間弱。



終盤の決闘ムービー。

レイトン教授と最後の時間旅行 (2009/03/21)
クリアしたのは1月半ばなので2ヶ月前を振り返っての感想ですが・・・
ストーリー以外の要素はほとんど前作で完成されていましたし方向性も3作通して一貫しているので、今回この場に改めて何書いたらいいんだろう〜という感じだったり。
ゲームの機能面は今回更に細かいところまで配慮された設計になっていて申し分なかったです。
特にメモ機能。お絵かきツールとして使えるよあの機能。
背景をタッチしたときのキャラのセリフもバリエーションに富んでて面白かった。

1・2に比べてひとつのナゾに長らく拘束されることがなかったのはヒントが親切だったからかしら。良いのか悪いのか壁になるような鬼畜問題が1・2よりも少なかった気がする。
2よりも学識問題が減ったのは良かったですが、1ほどにスマートなナゾでもなく・・・なんとなく、この辺の感想は逆転裁判3作プレイしたときの感想と似てるかも・・。
ミニゲームの絵本・オウムの言葉遊びは地味に笑わせて貰いました。おしゃべりオウムのカリオストロネタには自分で選択しといてびっくりしたぜ!
対しておもちゃの車が未だコンプできてません・・・。

ストーリーは3作中で一番プレイしていてドキワクしました。ストーリー展開に身内の過去や存在が大きく絡んでいるってのが大きいです。
ただちょっといろんなオイシイ要素詰め込みすぎで掘り下げ不足なきらいもあったかもですね。
ドン・ポールの大活躍ぶりとアロマの活躍場の無さには驚きだッ!
ストーリーの大きな流れが微妙にシリーズでパターン化していて、またそんな詐欺まがいな裏仕掛けがぁぁと思わなくも無かったですが、最後の最後に実はひっそりタイムスリップが実現していたというひっくり返しがあって良かったです。
ところでなんでクラウスは思考が政治家憎しからロンドン壊滅へと飛躍してたんだ・・・。

とりあえず今回のストーリーについて言いたいことは、
Wルーク(カッコ)可愛いよかわいいよ!!ということと、
レイトン先生のロマンスにニヤニヤしすぎたということ、
帽子の中身解明は嬉しいけれどガッカリだぜ!!(心中複雑)ということです。
ナゾはナゾゆえに浪漫があるんだよ・・・ッ!でもナゾ解明でスッキリもしたッ!っていうね。

EDはなんだかんだでうっかりホロッときましたです。

このまま綺麗に3部完結でもいいかなーとも思っていたのですが、早くも続編決定でびっくりです。
うん・・・気には・・なる。気にはなるけど、作るからには前3作で終わらせておけば良かったのにー!とかファンに言われないだけのものを作って欲しいです。

プレイ時間は終盤突貫クリアで20時間、本編のナゾ全問クリアで22時間でした。