◇バテン・カイトス〜終わらない翼と失われた海〜 プレイ日記◇


その5 (2009/02/27)
チョトツバクシン(誤植ではない)で帝国要塞クリアしたとこ。

精霊さん:「べ、べつに、相棒帰ってきたああああうれしいいいいやっほうい!!!なんて、思ったりしてないんだからねッ!!!」

とりあえず、しばらくは 大 天 使 の3文字でご飯3杯おいしくいただけそうです。
闇の大天使様のお写真解説は、笑ってもいいのよね。笑ってもいいですよね。笑うシーンじゃないのはわかってる!
わかってはいるけど、どうしても大天使様はそのネーミングとあくどい顔グラとまばゆすぎる羽根エフェクトに笑いを噛み殺しきれない。
などといいつつもちょっとだけその存在が惜しまれる闇の大天使様(本音)。
超乗り気で大天使戦挑んですみませんでした。カラスにすまないというよりシェラに申し訳ない。
戦闘時はよっしゃーぎったんぎったんのぼっこぼこにしてやるぜッ!!という威勢の良さでしたが、その後のイベント選択肢では右往左往で弱腰及び腰の精霊さんでした。
ほんっと役に立たない精霊さんでごめんね、シェラ・・・。
正直カラスに対してはそれ相応に痛い目見たらいいと思わなくもなかったのですが(…)、殺れ!殺っちまえ!と言えるほど漢ではございませんでした。

なにはともあれカラスは卑怯だ!
あんな態度で復帰されたら言及も追及も出来ないじゃないか!ばか!大好きッ!
ミローディアと手を組むに至った経緯とか、ミローディアの思惑に関してとか、まったく説明してくんないのね・・・。
こっちはおかげ様で数年分の記憶が吹っ飛んでる(設定)というのに。
散々とばっちり食ったにも関わらずひとつ首肯でカラスを受け入れてやるパーティの面々も相当お人好しだなぁと思いました。というか懐深いよね、みんな。たぶんカラス(と精霊さん)以外(笑)。
 
帝国要塞はボス連戦だったわけですが、ボス敵としては前座(?)のファドロ将軍の方が印象強いです。
容姿といい攻撃力の高さといい1ターン2行動といい即死技といい自分で犬っていっちゃうアレっぷりといい。
闇の大天使さんはぶっちゃけ攻撃回数の多さとHP吸収回復が小煩いだけのこもn・・・げふごふ。
味方時最強なのに敵に回ると小物化するキャラって・・ちょっと新鮮・・・。
これだから飯が美味くなる。

しかしながら味方で最強なことには間違いなく、それに加えてプレイヤーが主人公優遇気質なもので、良マグナス装備したまんま最強キャラの抜けてしまわれた我がパーティはなかなか悲惨なものであったとか。
せめて防御マグナスとお神酒とカメラ2は置いていけー!!っていう。
縛り無しに普通にプレイしていく分には、やっぱり攻防一体のカラス・ギバリと初期から使っている魔法キャラのシェラというメンバーが1軍として使いやすいと思うんですよね・・。
でもって入手した良マグナスはおおかた1軍に回してしまうため、2軍キャラはますます戦闘で使われにくくなるという可哀想なことに。
カラスがいない間はここぞとばかりに2軍キャラも使ってました。
ミズチさまに至ってはカラスが抜けて初めて戦闘で使った・・。

シェラの仲間救出劇ではシェラとサヴィナさんのやりとりが面白かったです。意外と(?)相性良いんだな・・。
シェラで各所を回ってる最中あちこちでカラスはどうしたのかと聞かれるたびドキッとしました。
要塞から脱するシェラを見過ごすカラスと月騙しの森にある無人の磔台はカラスの良心と見ていいのかな・・・。
カラス離脱〜カラス復帰間、シェラのあふれんばかりのカラス愛に、精霊さんはあてられっぱなしでした。カラスもまんざらじゃないような。
シェラはお姫様呼ばれていたので普通に「女王の娘」なのかと思ったら、シェラが女王その人でびっくりでした。王女と女王じゃえらく重みが違います。一国の頂点なのか、シェラ。
シェラが女王と知ったときのレイドカーン王の反応が面白かった。可愛いなレイドカーン王(笑)。
はて、「女王のさだめ」ってなんだろう・・・。
帝都ミンタカの混乱は、倒れている人を調べると一人ひとりどう殺されたのかメッセージで表示されるのが、敵モンスターの解説と併せてえぐいです。このゲーム、メッセージがやたら凝ってるなー・・。
帝国要塞はトイレといい少女趣味のお部屋といいなんであんなにギャグなの。
ミローディア嬢の居丈高な物言いは結構好きです。「嬰児」はエイジよりミドリゴと読みたいです。
カラスの回想は切ないな・・。爺ちゃんは、正確には自決・・だったのか?

今回はミズチさまの故郷を目指すことになったところまで。
前回シェラが一番素性が謎だよなーって言いましたが、そういやミズチさまもさっぱり謎の人でしたね。
なんかもうミズチさまは謎であることが当たり前になりすぎてて謎に疑問を持ちませんでした(笑)。
カラス復帰につき精霊さんも再移住です。せっかくシェラの相棒に慣れてきたところだったのになぁ、ぶつぶつ。べ、べつに嬉しいなんてこれっぽっちも以下略。


シェラ39、ギバリ37、ミズチ36、カラス・サヴィナ35、リュード33

その6 (2009/03/02)
山小屋イベント終了まで。
怒涛の伏線回収。

ミズチさまの素顔きたー!!
カラスの出生秘話きたーー!!
ジャコモ様生きてたーーー!!!
ジャコモ決着戦2戦もいらねぇェェッ!!!

ジャコモとの再戦は嬉しいけどまるっと仕切りなおしの2連戦はさすがにだるすぎた・・。
1戦目の方が2戦目よりましな戦いしてたとか、ストーリーに反逆している!精霊魔法?なにそれつよいの??
精霊魔法なんて1ダンジョン攻略中にたまたま1回出ればいいほうだろちくしょうッ!役に立たない精霊さんで悪かったなッ!!(逆切れ)
いっそ1戦目はプレイヤーまったく介入無しで2ターンくらいのイベント戦にしてくれた方が精霊さんのモチベーション(と自尊心)が保たれたのにーッ!

・・・以上、鬱憤晴らし。
ラリクシ先生の話とジャコモの話とカラスの回想で一気に伏線が回収されましたが、どんだけ理解できたかは謎です。
生命のマグナス=神の子=フィーで、カラスが襲撃事件で致命傷負ったにもかかわらず生き延びることが出来たのはフィーの生命のマグナスのおかげってのはなんとなくわかった・・。
あ、なんか今この文打っててようやくゲオルグ爺ちゃん(とラリクシ先生と皇帝)の研究の怖ろしさに実感湧いた気がする。(単純に人体実験というのも怖かったけど・・)
代替品としての命の生成が出来ちゃうってことですよね・・?
ゲオルグ爺ちゃんこえぇぇぇ!そしてすげぇぇぇ!まさに神の領域って奴ですね。
あと、ジャコモがものすごーく可哀想な人だというのもよくわかりました。エイメとフォロンもね。
爺ちゃんはもうちっと息子に愛情注いでやれ。実際のとこどうだったのかは闇の中ですが。
ゲオルグ爺ちゃんを基点としたカラスとジャコモの関係は面白くて好きだなぁ・・・。

カラス出生の真相に関しては、なんでこうツボな要素を盛り込んでくるかなぁもう、って話です。
そういえば物語前半ではフォロンに出来損ないの生まれ損ない呼ばわりされたり予言者婆さんにマグナス持ってない言われたり引っかかる部分があったのに、後半入って色々ごたごたあるうちにそこら辺の出来事すっかり忘れてた・・。
ラリクシ先生のお話はメッセージ送りのボタン押すのもドキドキ(半ばワクワク・・)でした。

今回はちょっぴり久々のカラス操作でしたが、カラスさんが実に殊勝な態度なもんで精霊さんが増長しまくりです(笑)。
調子に乗って大カムロ様に「精霊の勇者」連呼をせがみまくってたらさすがにカラスに咎められました・・・。
あーでもカラスが帰ってきてくれてよかった。しみじみ実感した。このパーティはボケや失態に対してツッコミが少なすぎる。
カラス不在の間どうも据わりが悪かったのはこのせいか。カラスの心の狭さが落ち着く・・・。
まぁ今となってはカラスのツッコミに対してプレイヤーが「おまえが言うか」とツッコミいれねばならない事態なわけですが。精霊さんも大概心が狭いです。

土の国ドゥールではみんなミズチさまみたいな素っ頓狂な性格や口調してるのかと思っていたら、ほとんど普通の人たちでした。
ミズチさまのご両親が普通の人すぎて逆にビックリした(笑)。
ドゥール編はひたすらミズチさまが可愛かったです。素顔写真は手放せない・・。
石の塔ゾスマはとってもミレニアムパズル(byWA)でした。ん?それとも倉庫番?
ミローディアはなんというか、台詞回しがすごいツボです。
威圧的な中にどっか愛嬌ある物言いが好きなんだなぁ、私。


約1名即死の予感。

その7 (2009/03/12)
コル・ヒドラエに出入り自由になったところまで。
終盤勢いでクリアしたいとこでしたが、だいぶ間が空いちゃいましたね・・。

終盤のフリーイベント巡り。
仲間たちの知られざる過去生い立ちが、今更今正に明らかに――
・・・なったようななってないような。

◆魔道書の幻想宮
ふおぉぉ幼少シェラ可愛いなオイ!可愛いぞ!!
幼少時からえらくしっかりした子だったんだなぁ・・。その頃からさだめとやらに縛られっぱなしだったのかと思うとちとせつない。
だがしかしシェラに関する疑問はなにひとつ解消された気がしない!
むしろ謎を増やされた気がする>「最後の女王」「海を人に返す」

◆大天河
キャライベント群唯一のアホイベント。
ギバリの器のでかさと快活さには癒される。
騎士時代の話は一切してくれないのね、ギバリ・・・。話し渋られると余計に気になるぜ・・。
ギバリとレブリスはなんだかんだで仲良しさんですね。

◆ニハル砂漠
ファドロ将軍の再来かと思ったらまったくの別人でした>ボスモンスター
とりあえずその位置からビーム放つのやめてください。
みんなで輪になって焚き火囲む光景は良いです。
サヴィナさんはかっこいい。

◆亡霊戦艦ゴルドバ
キャライベント随一の鬼畜イベント。
一族の没落はともかく(?)帝国はほぼ自滅だろー!なんでリュードが責められにゃならんのじゃー!!
と文句垂れながらもサドテキストを大満喫(矛盾)。
まぁ、リュード自身の罪悪感の具現化・・なのかしら。
リュードは良い奴ですよね。ほんと良い奴だ。

◆石の塔ゾスマ地下
燭台の前でブランクマグナス使えば火をマグナスに戻せると気がついたのは、地下3階でした。
ばか!ばかばかわたし!なんでもっと早く気がつかないんだ!画面切り替えたり火を取りに1階まで戻ったりすっごい面倒なことしてたよ!
塔の攻略自体は下へ行くほど悩まず解けました。
ボス戦ではまさかの運オンリー戦再び。
シェラのときは割とあっさり勝てたのですが、今回はかなりハラハラでした。
ミズチさまは微笑ましいなぁ。初登場時からだいぶ印象の変わったキャラだ。

コル・ヒドラエ突入作戦で颯爽と現れたロドルフォさんには一瞬素で だれだっけ?? と思いました。
序盤以来ずっと蚊帳の外だったくせになんであんなにご大層な登場なの^^
エイメとフォロンの登場は実においしかったです。
カラスの出生に関しては普通にパーティ内で周知されてんのか。
マルペルシュロの死のマグナスvsカラスの生命のマグナス?
なにこの相殺フラグ。
決戦直前になっていきなりカラスさんにさよならを切り出され(語弊アリ)、無性に寂しくなりました。
えーやだやだ、さよならが待ってるなら終わりたくなーい!
でもクリアしたいので行ってきます。

星図集めやクズマーンの一族集めはまだぽろぽろ残ってるんですが・・とりあえずクリアを目指すか。
この先レベルアップは出来るのかなぁ。今のレベルで大丈夫だろうか・・。
フリーイベント中はキャラとっかえひっかえ使って全キャラのレベルを大方揃えるのに執心していたので妥当なレベルが掴めない・・。
レベル以上にデッキが心許ないんですけど。

その8 (2009/03/13)
クリアしたぞー!!!

何から話せばいい!?どうしよう、何から書き出そう!!!
・・ってくらい、異様に濃ゆいエピローグだった!
内容詰まりすぎだろッ!エピローグ中にどんだけお話二転三転してんの?!
おもしろすぎてつかれた・・・。
ラスダン〜EDですべてのエピソードが一本の線に繋がるのも面白かったです。

火炎洞窟でゲルドブレイム皇帝を倒したときはこのおっさんこのまま退場でも別に(どうでも)いいやーと思ったものですが、エピローグ中の奴の華麗な再登場にぶち当たったその瞬間、このゲームは私の中で不動の名作に昇華しましたとさ!
いやまぁいろいろとぶち壊しなんですけどね。
プレイヤーの動揺たるや、戦闘突入初回ターンをカード未選択のまま流してしまうほどであったとか。
笑いと動揺で最後まで視線の先と指の先が滑りっぱなしだったぜ・・・。
あの、目からビーム放った後の極上スマイルを写真に収められないのは残念だ。非常に残念だ。被写体に問題大アリだけど。
ラリクシ先生のトコでカラスの名前の由来やそれに対するカラスの深層心理知って初めて皇帝にちょろっと興味湧いたんですけど、最後の戦いじゃその辺ほとんど触れられなかったですね・・。

他方、ゲルドブレイムが強烈すぎてマルペルシュロの印象が霞んでしまった・・・。
手強さでいったら圧倒的にマルペルシュロの方が厄介だったのに・・・。(ゲルドブレイムがマルペルシュロより強かったらプレイヤーは困りますけど。)
ミローディアは可愛いなぁー。可愛いなぁー。
マルペルシュロから助け出した後髪色が青くなるのとカラスを兄と呼ぶのになんか関係あるの・・?
カラスとミローディアの兄妹っぽい関係好きだなー。カラスは弟妹に対して微妙に甘めというか柔和なのがいい。

マルペルシュロ倒して祝宴始まったときはまさかの第3部開始かーーッ?!(WA3風に)と思ったけどそんなことはなかったです。
海と大地を取り戻した世界で素顔のミズチさまとお宝探しの大冒険に繰り出す続編はまだですか。

シェラとカラスのやり取りには精霊さん始終お邪魔者気分でニヤニヤながらも据わりが悪かったです。
のろけならふたりきりでやってくれよ!そしたら陰でこっそりのぞくから!!
馴れ合いでは二人の世界作っときながら深刻な問題になると精霊さんに裁断振って来るんだよ!人一人の命運一声で決められっかばかーー!!(ゲームでマジになる人)
カラスの孤独と悲嘆を知っときながらカラスに引き金引かせるシェラも酷な子だ・・。
だがしかしカラスも一度シェラに同じ要求してんので文句を言える義理では無し。
双方のとばっちり食ってる精霊さんはたまらんぜよ。
精霊さんだっておまえら大好きだよ!酷な選択させんなよ!(ゲームでマジになる人)
この雨しょっぱいのくだりには不覚にもジ〜ンと来てしまった・・。

何はともあれハッピーエンドの大団円でよかった。
すっきりハツラツ爽快に終われてほんとよかった。
やっぱみんな幸せが一番だよ。
お別れは寂しいけど。さびしいけど・・・・

お邪魔者は退散するよちくしょう!シェラと睦まじくやってけよ!

最終セーブデータ
プレイ時間:約79時間
レベル:カラス70・シェラ70・ミズチ70(他3人68)、クラスは最大の6。
ギャザリングマグナス:773/1022
シェラとミズチに相反属性分けてデッキ組んだらやたら使いやすかった・・・ということに気づいたのはラスダンでした。

クリア感想
前々からネットで評判を聞いて気になっていたソフトですが、Wiiを買った機にやっとこプレイすることが出来ました。
こんなに丁寧なつくりの良作なのに、知名度低めなのが惜しまれます。
ストーリー・世界観重視のRPG好きとしては、たいそう美味しくいただけました。

戦闘はちとテンポが悪いとか下準備に手間がかかるとかかゆいところに手が届かない部分もありましたが、システム自体はとっても面白かったです。
ストレート1〜9が決まったときの快感よ。
雑魚戦で闘争か逃走かの選択をもう少し楽にできたら良かったんですけど・・。

シナリオに関しては、DISC1半ばでやや中だるみする部分はあったものの、全体的なシナリオに関しては大いに満足でした。
まさに これぞファンタジーRPG!! って感じの要素が盛りだくさんでワクワクした。
できれば、裏切りネタバレとか脚本さんが誰かとか知らない状態でやってみたかったですね。
まぁ、脚本さんが誰か知っていたので今回本気でやる気になったというのもあるのですが。(DSトリガー→クロノクロス→バテン)

それとシナリオ・システムと並ぶくらいに印象強いのが説明テキスト。やったら細かくて楽しかった。
こんなに街中物色し甲斐のあるゲームも珍しい(笑)。
アイテムの説明も面白い。
それだけに、アイテム引き継いで2周目できないのは勿体無いなぁと思いました。
周回かけてギャザリングコンプとか出来たらよかったのになぁ・・・。


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