◇シャドウハーツ2 ディレクターズカット プレイ日記◇


その6 (2005/04/10)
さて、2,3日前にサブ要素ほとんどすっ飛ばしてED(グッド及びバッド)を迎え、しばらく凹んでようやく冷静にEDについてあれこれ考えたり語ったり出来るくらいに士気回復したわけでありますが。

風の森からEDまで。

風の森→煉獄。
ウルの心の中の原風景、風の森。
・・なわりに、特にどうといったイベントや思い出話もありませんでしたな・・;。
犬神さんちと日向さんちはご近所なんでしょうか?
まろが出てくると途端にギャグ色が濃くなるのが不思議だ・・。まろ本人は至ってマジメな人なのに・・。ちと同情。

犬神の里。
ウル達を待つ人=蔵人の母さま=甚八郎さんの妹さん=咲さんと邂逅。
従兄弟ですか、ウル&蔵人。血縁者がいたことが、なんかちと嬉しいなぁ・・。
その割に、この先もあんまり絡まなかったなぁ〜ウルと蔵人。
っていうか、大事な部分ではウルはカレンやロジャー以外とほとんど絡んでいない気がする・・。
カレンやロジャーの場合だって、ウルの方から絡むことはほとんどなかったよなぁ〜・・。
2のウルは孤独だよなぁ〜・・。
透視でニコルや加藤達の居場所を突き止めるもアスタロトに気づかれ、操られたフュージョン咲さんとバトル。
格好が危ないよ咲さん・・!(笑) 中途半端に隠していると全裸より妖しく見えるのは何故でしょう・・。

ニコルを追って不死山へ。
なんつーかもう、
ニコルが不憫で不憫で・・・(ほろり)。
この辺から本筋はシリアスまっしぐら。
怒涛の展開は嬉しいですが、(ウルじゃないけど)忘れかけていたいろんな要素が唐突に且つ盛大に浮上しまくりですよー。

グレイヴヤード。
切ないよ・・・。「ばか」という言葉がこれほど切なく感じられるとは・・・;。

犬神の里→外人墓地。
加藤にエミグレ文書を返してもらいました。
加藤さん、ちゃんと桜花と川島中佐を別認識してたんですね。
しかしこれまた唐突に世界を滅ぼします宣言・・;。んでもって
「アリスに会いたくはありませんか?」
いや、マズイでしょう。それはヤバイよ、うん。
禁忌ですよ。タブーですよ。愚行の極みですよ。
・・・と、思いながらも先が楽しみで気持ちは逸る〜。

麻布暗闇坂・上屋敷。
っつーわけでこんなとこ寄ってる場合じゃないんですってば。ってな気分でズカズカ進入。
石村外務大臣締め上げイベント。
あぁ〜・・痛々しいなぁ。
足りない頭で余分なことを考えるようになっちゃったね〜・・。昔みたいに頭でぐだぐだ考えずに感情だけで動いていけられれば楽だったろうに。やっぱアリスを喪失したことが大きく影響してるんでしょうな・・。

葛城周辺。
ウルとアリスの絆もさることながら、ウルとロジャーの絆も相当なモンだよね。と実感したイベント。
それで良いんかいーーッ!!と思いつつ、そんな愚かしさもまた愛しかったり。
このふたりのコンビ好きだなぁ〜。ギャグでもシリアスでも好きだなぁ〜。
一方カレンはカレンで一大事件・・・。
私じゃ駄目ですかって、カレンさんときどきものすごい大胆よね(笑)。

月晶石を求めて女王の庭園へ。
チェスはわからんですよ。
ボスは恐怖のキングタマコス・・・。

グレイヴヤード。
欲望の扉も、謎だよなぁ・・。
どういう「欲望」なのか、どういう「迷い」なのか、何故開かないのか、何故このときジャンヌを受け入れたのか、何故このあとウルを受け入れるようになったのか・・・。妄想のタネ。

ウェールズ。
エミグレの秘術でアリス再生。
「ウル・・・愛しているわ・・・」「お、俺も・・・」
ぼろ泣きですよ。
あの表情はヤバイって。あのセリフはヤバイって。あの声はヤバイって・・!
ムービー終了後、しばらくコントローラ動かせずに呆けてましたよ。

グレイヴヤード。
追い討ちをかけるように泣かせイベント。
ウルのセリフ一言一言に泣けました。
アリス相手だとえらく素直で殊勝なウルが愛しすぎます。
記憶の危うくなる中で、アリスの名前だけはスルっと出てくるところがまた・・。

犬神の里。
咲さんに加藤の居場所を教えてもらいました。
ウルは色々とふっ切れた様子です・・。カレンも色々とふっ切れた模様です・・・。
カレンの告白。
やっぱり大胆だよカレンさん(笑)。それらの発言の裏にどういう思惑があったにせよ。
でも、切ないなぁ〜・・・。アリス再生シーンでのウルとアリスのやり取り、扉越しに聞こえていたのかしら・・。だとしたら、痛恨ダメージの失恋だよなぁ〜・・。

チューリッヒ・アリスの墓。
女王の庭園突入前に見たのですが、このタイミングで見るのが一番妥当かなぁ・・。
しんみりします。墓石に刻まれた言葉がまた・・。
アンヌのクロス超高性能。

飛鳥・石舞台。
ムービー渋すぎですよ。映像も音楽も。

ラスダンこと銅鐸。
サブ要素すっ飛ばしてクリアに向かいます。
なんか、1バッドEDルートラスダンのアリスの心境です。いつ呪いが発動するやら・・。
こんな状況でサブイベントなんかこなしてる余裕ありませんがな。
宝箱回収もそっちのけでひたすらラストバトルの舞台へ。
ラストバトルもさほど苦戦せず。連続攻撃にはガードが最強。
形態変化でもするかと思いましたが、1戦限りで拍子抜け。
っていうか加藤さん、邪神の力は借りないとか言っておきながらなんてモンに変形してるんですか。

ED。グッド→バッドと見ました。
兎にも角にもひたすら号泣。
何がどうでどれがこうだと考える余裕もなくひたすら泣き。
ゲームの中の話だというのに、クリアしたその日一日憂鬱気分から抜け出せませんでしたよ・・。
ウルの「ありがとう!」やら至上の笑みやらロジャーの涙やらに涙涙。

んで、2,3日時間を置くことで落ち着いてじっくりEDについて考えられる余裕も戻ったので、
>>ED考察・解釈・感想
なるページを設けてみました。このページでプレイ日記と一緒くたに書くにしては鬼のように長くなりそうなので。興味のある方はそちらをどぞ。
もともとキャラの心情などをグダグダ考えるのが好きなので、そういう意味でもホント印象深いEDでした。

ラストメンバーはウル(Lv.52)、カレン(48)、ブランカ(52)、蔵人(52)。
普段はヨアヒムがスタメンなのですが、ラスダンということでヒロイン・カレンと交代。
攻守ともに使い勝手の良いメンバーであります。ヒット数や素早さも上々。

その7 (2005/04/13)
ラスダン直前データからやり直してサブイベント&隠しダンジョン攻略の旅。

・アナスタシアとルチアの占いイベント(無料回復ポイント)。
このイベントを見る限り、アナスタシアの恋はしっかり成就するようですな。

・魔建ビルディングゲット。
なんてステキなネーミング・・・。
桃色コウモリは鍵でサクッと。彼女も続編に登場するんでしょうか・・?

・ピュセルの加護ゲット。
何気に好きなイベント。うるり。
ジャンヌもブランカも強いですな。
フランダースの犬ネタはシャレにならんよウル・・;。

・祈りのプラーティゲット。
マジメルステップはどうかと思います。
折角アナスタシアもお母様とも和解できたのに、皇帝一家の運命はやっぱり・・・?

・チフォージュ城クリア。
ネオ・アモンゲット。消えろ生ゴミ好き。久しぶりですなアルバートさん・・。

・鞍馬の狗籠クリア。
あぁ、生きてた(?)んだ、まろ・・・。
蔵人の最強装備ゲット。

・狩天童子ゲット。
中途半端に隠していると全裸より妖s(略)。漢らしすぎ、蔵人(笑)。

・紅葉乃一重羽織ゲット。
咲さん、暴走しすぎですよ(笑)。
こうしてアナスタシアはめでたく蔵人の許婚の座をゲットしたのでありました。
頑張れ蔵人・・・。

・マリオネット隠し含む衣装コンプリート。
蒼き乙女イベント。あまりの微笑ましさに笑いと涙が・・。
早速アドヴェント一発パンツ確認(笑)。
美しき愚者ゲットは神経衰弱が大変でしたよ・・・。

・天凱凰ゲット。
アリスとはまた違った立ち位置にいるけれど、恐らくウルにとってアリスと同等の絶対的存在だと思われる甚八郎氏。
アリスとの儚いラブストーリーがシャドウハーツ1・2通してのメインテーマなら、甚八郎との熱き父子のドラマはシャドウハーツの裏メインテーマだと思っております。
今作でも激しく燃え。
そしてまた号泣。

あの表情はヤバイって。あのセリフはヤバイって。あの声はヤバイって・・!
ウルが絞り出すようにして告げた言葉は、きっと親父にしか言えないセリフ。
泣けた泣けた。
天凱凰は相変わらず劇的強さでありました。
充分ラスボスと渡りあえるレベルで鍵使っても30分以上かかりました・・・。

その8 (2005/04/15)
いつヤドリギの呪いが発動するかもわからない極限状態のウルをよそに、相変わらずサブイベント&隠しダンジョンの旅。
っていうかなげぇよサブイベントの旅ッ!!って感じです。
いや、サブ要素多いのは別に構いませんが。世界の危機ってときに(禁句)。
っていうかサブイベントで世界の危機救っちゃってます。ネアム地下とかノーチラスとか。
リングの塔最上階でタイムアップ・呪い完了!・・なんてシャレにもならんです。

・人形の館クリア。
ホラー要素と害虫の悪夢の二重恐怖・・・。
ナイトメア使用時のアナスタシアのボイスが良いです(笑)。
このイベントを見るとEDのゼペットの1枚絵が理解できたけど、今度は納得がいかない・・。
コーネリアの中のコーネリアの意味はどうなっちゃうのよー。

・ネアムの地の底クリア。
やっぱり、このパーティではアナスタシアが最強です。
落下ボイスがないのがなんか寂しい(笑)。
攻略サイト見てなかったら上海天国気づかなかったです。

・鵺の爪ゲット。
あぁ、懐かしいなぁ・・。いろんなことが懐かしかったです。ホンマこのコンビ好き。
上海天国とか「うん!」とか瞬間物質輸送機とか10連リングとか鵺の爪とか。
アリスのテーマ使うなよこんなところで(笑)。無駄にしんみりしちゃったよ・・。

・シュバルツバルトクリア。
何度ループしたことか・・・。
戦闘外ゲームオーバーが印象的。たまにはこういうのも良いですね(?)。

・花嫁のアルニタムゲット。
ヤバイですよ(笑)。
ロレンスとルチアのその後も気になりますな・・・。結局悲恋?

・わくらばの古城クリア。
怖くないけど怖かったです。生理的にダメなんだな、暗闇に浮かぶ人影・・。
実際には愛嬌ある幽霊ばかりなんですが。
ノーチラス入手は、これで終わりなのか〜と思うと無性に寂しかったです(笑)。
家宝の魔建が最強装備じゃないのは納得いかないけど・・!

・ヘルライダースゲット。
レニのお下がりって凄いんだか凄くないんだかわからないよ最強防具・・・ッ!!
仮にも主人公の最強装備がーーー!!EDまで着てゆく最強装備がーーー!!
でもイベント自体は楽しかったです。

・リングの塔クリア。
クリア前にやらなくて良かったです。マジ。
いやぁ〜・・ヤバヤバですな。前作の梅元さんといい、スタッフさんの趣味なのか(笑)。
本気で怯えるウルが可愛かったです(笑)。姫さんわかっていて喜んでる・・んだよね;。
パロディネタは2,3個くらいしかわかりませんでした・・。

・カレーvsラーメン。
あ・・・・・あれだけ・・・・・?あれで終わり・・・?

クリア後の感想
EDについては>>ED考察・解釈・感想を。

全体的に、前作より格段にレベルアップしていて楽しかったです。

>>ストーリー
ストーリーは長めになった分、全体的に見ると若干ちぐはぐな印象を受けました。
場面場面はホント笑いあり涙あり萌えあり燃えありで申し分なかったのですが。
理由として、この物語の核ともいえるヤドリギ・アリスについての説明が、ストーリー中で不十分だったということが挙げられるかと。
終盤の展開に向けて、序盤・中盤のうちからもう少しストーリーに絡んで欲しかった。
アリスについてはそこら辺のさじ加減が難しいのでしょうが、2から入った人に不親切かと。
んで、最終的には全てがウルの中だけで完結してしまった気がしないでもない・・。
はっきしいって、仲間(パーティメンバー)が肝心な部分で役に立ってないですよーー!立ちようがなかった、という感じ。仕方ないといえば仕方ないことなのだけれど。
アリスについては前作から登場しているキャラが語るしかないし、自ら多くを語りたがらないのはウルらしいのかもしれない。触れられないことで救われていた部分も無きにしも非ずかも。
それでもやっぱり、ちと寂しかったです。
ウルの心情をよくよく理解していたのが、墓場住人と変な生き物とラスボス・・。
そういう意味で、カレンがアリスのことを意識しているのがなんかありがたかった(笑)。

あと、加藤。個人的には、彼がラスボスなのは納得いかない・・・。
川島中佐の脇に侍りつつアイテム売ったり福引会員したり(←初回おもいっきし見逃してたけど)していた明らかに小物な加藤軍曹の影がつきまとって・・2での出世ぶりは納得いかない・・。
世界を滅ぼそうとする理由もなんとなく納得いかない・・・。
ストーリー的な部分は置いといてキャラクター性だけを考えれば、加藤を中盤のボスに持ってきてニコル(アスタロト)をラスボスにしちゃっても良かったんじゃないかな〜と思いました。
っていうかニコルが哀れすぎて目も当てr(略)。

なんだかんだ言ってますが、面白かったです。シャドハ2大好きです。

>>システム
バトルは基本的に楽しかったです。
が、今作魔法が普遍的なモノになったことで、キャラの特性が薄れてしまった気もします。
キャラの使い勝手が調整できるのはありがたいといえばありがたいのですが、SG団操作時は魔法システム無くても普通に楽しかったですし。
ジャッジメントリングがカスタマイズできるのは美味いなーと思いました。
連携・コンボも楽しかったです。
ボス戦なんかは連携するかしないかでかなり難易度が変わる、くらいの意地悪さがあっても良かったと思います。基本的にボス戦(特に後半の)はぬるかったです。
むしろ、場合によっては雑魚戦の方が鬼・・。1回のバトルで敵が5,6匹出てくる(上に、みんなでアークゲイルかけまくったりHP最小キャラ狙い打ちしたり)のは「あー・・、ウザってェ・・」です・・・。
あとは・・ウルのフュージョンモンスター(特に属性持ち系)がもう少し強いというか使い勝手良くても良かったかなぁ〜と。

>>グラフィック
グラフィック面の向上は目を見張るものがありましたです。
特にキャラの表情。凄いなぁ〜・・。
CGムービー多用はダレる部分が無きにしも非ずですが、上記のことも含めて表現手段としてはよく出来ていたと思います。
ムービー中にポーズがかけられるのが親切設計(あまり使わないけど)。
ムービー鑑賞モードがあるもの、あまり2周目しない人間には嬉しい要素です。

>>音楽
音楽は、アリスのテーマと親父のテーマ(勝手に)アレンジが聴けたのでそれだけでも満足(笑)。ウェールズの曲も好きだし。
妖しい歌声入りの音楽が、シャドハらしくて良いです。クセになる〜。
熱いの笑えるの切ないの変なのいろんな方向性の曲があって楽しかったです。
その分モヤモヤした怖い系は随分減ったけれど、怖いのダメな私は気にならない(笑)。
EDテーマは歌詞をじっくり聴くと泣ける泣ける・・。カレンのテーマアレンジでもあるんですね。
っていうかイントロ・アウトロで既に泣ける・・・。

>>その他
マップの視点切り替えが若干わかりづらいとこも。
また、前作ダンジョンがサクサク攻略可能だったのに対して、今回の冗長な(というか行き止まりルートが無駄に長い)ダンジョンがちらほらあるのも気になりました。
今回謎解き要素が結構強いなぁと思いましたが、進行に差し支えない難易度で丁度良かったです。思い返せば前作にもフツーにありましたっけ。謎解き。
取り返しのつかない要素が少なくなっていたのは個人的にありがたかったです。
ただ、マルガリータ姐さんに会えなかったのが悔やまれてならんです。もげー。


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